人間と言う生き物は本当にすごいと
本当に学んだ1ヶ月でした。
祖父は、10ヶ月前に癌と宣告され
あと半年ですと。
それから10ヶ月の年月が過ぎ
今日1月3日PM12:30、空へと旅立っていった。
年齢も年齢と言うことと本人の意思で
延命治療はしないと言う事を、病気の宣告をされたときから決めていた。
そして9ヶ月の時が過ぎた頃、苦しさと痛みから
歩くことが困難になり始め、寝ている時間が増えてきた。
そのころの祖父の意識はまだしっかりとしており
きちんと物事の判断もついていた、
11月下旬:横になっている時間がとても増えた
12月初旬:横にはなっているが眠ることが困難になり始める
そのころから看病を主にしていた祖母が睡眠を取れないことから
祖父の痛みとつらさをとり除くための薬を出してもらっていた。
食事をまったく取れなくなったのもこのころだった。
お茶、水、少量のヨーグルト、薬を飲むだけの為に
ほんの少し口にするだけの日々が、2週間以上も続いていた
体は痩せ細り、顔も体も手も足も太い骨と皮だけになってしまったような
そんな体で、今日休むまで、まだ自力で介護用ベットからおり
自分の行きたい所へ少しずつ動いていた。
人間とは、本当にすごい生き物だと改めて確信した。
最後まで、一生懸命生きてきた祖父を私は誇りに思う。
痛いとも、苦しいとも闘病中も1度も口にしなかった。
17年前に他界した叔父
10年前に他界した父
そして今日二人の下へ旅立って行った祖父
どうか、私たちを見守っていてください。
生きることに疲れたり、悲しいとききっと私はこの3人の
すばらしい生涯を思い出し私は歩いて行けるような気がしています。